帝京大学医学部附属病院

ラグビー選手による小児病棟慰問(ご報告)

クボタスピアーズの稲橋良太選手より「ケガや病気と闘う子どもたちを笑顔にしたい」という思いを聞いた当院の職員により、トップリーグで活躍する選手による小児病棟慰問の企画がスタートしました。

第1回目となる平成29年3月22日(水)は、様々なチームから11名の選手が小児病棟に来てくれました。
時折強い風が吹いていましたが晴天に恵まれ、小児病棟内のキッズガーデンには、ウェルカムボードを用意して待っていた入院中の子どもたち、ご家族、実習生、スタッフ等多くの人が集まりました。

rugby.jpg目の前で選手がボールを投げるところや、リフト、タックルを見てその迫力に拍手と歓声がわきました。
子どもたちも、実際に試合で使用しているボールに触れ、投げたりキックしたり、リフトをしてもらったり、プレイルームではペットボトルを使用したラグビーボーリングをしたりと、病棟内は終始笑顔と歓声が絶えず、このひとときは入院中の寂しい気持ちも忘れることができたのではないでしょうか。
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選手は2班に分かれ、病室から出られない子どもには、ご家族の許可を得て病室まで会いに行き直接触れ合い、写真撮影をしたりプレゼントを渡していただいたり、会う事ができない子どもにはスタッフを通じプレゼントを渡し、ご家族も大変喜んでいました。

発起人である稲橋選手からは「【ケガや病気と闘う子供たちを笑顔にしたい】という気持ちでスタートした企画でしたが、気づけば僕が笑顔とパワーを貰っていました。」との感想をいただきました。
他の選手からも「子供たちに会えて本当に良かった。」「パワーを貰った。」というお言葉をいただいています。

このイベントで選手の皆さんの優しさに触れ、多くの人が励まされました。
お忙しい中子どもたちを笑顔にしてくれた選手のみなさんに、スタッフ一同感謝いたします。
稲橋選手におかれましては、打合せのために数回足を運んでいただき、子どもたちへの接し方も真剣に考えていただきありがとうございました。

このような企画を病院としても定期的に開催していきたいと考えております。


イベントにご参加いただいた選手rugby2.jpg
● キヤノンイーグルス
  城彰 選手、和田拓 選手
● クボタスピアーズ
  稲橋良太 選手、四至本侑城 選手、杉本博昭 選手、望月諒 選手
● サントリーサンゴリアス
  竹本竜太郎 選手
● リコーブラックラムズ
  赤堀龍秀 選手、中村正寿 選手
● NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
  鶴田諒 選手
● 日野自動車レッドドルフィンズ
  村田毅 選手
(2017.4.3現在の所属です)