心療内科を受診している患者の皆さまへ
平成30年2月末日に諸般の事情により心療内科の診療を終了(閉鎖)することになりました。
つきましては、継続して診療が必要な方々には、近医をご案内させていただきます。
ご不便をお掛けいたしますが、ご理解とご協力の程お願い申し上げます。
中尾 睦宏
外来は、火曜日午前に内科外来のブースで行っております。ストレスが関連するさまざまな病態(心身症や神経症・うつ病)に対して、内科やメンタルヘルス科と協力しながら専門的な医療を提供しています。
心身症とは「身体疾患の発病や途中経過において心理社会的ストレスが密接に関与し、何らかの障害が認められる病態」と考えられています。心身症以外にも、最近急増している軽症のうつ病・うつ状態、不安障害なども扱っています。
統合失調症(分裂病)、重度のうつ病、てんかんなど精神科での治療が必要な場合は、同じ病院内の精神神経科にご紹介できる体制が整っています。
現在のところ、検査や安静以外の目的では入院治療を行っていません。摂食障害など専門的な入院治療が必要な場合は、ご希望に応じて関連病院をご紹介することができます。
診断としては、医学的な検査を十分に行ない、内科的な問題がないか確認した上で、症状に影響を与えている心理社会的なストレスがないか調べます。身体感覚への過敏度、心理状態、性格パターンなどを客観的に評価するため、心理質問紙を用いたり、専門的な精神科面接を行なうことが多いのも特徴です。典型的な心身症としては、
などが挙げられます。もちろん他にもたくさんの病態があります。
治療としては、病態を十分に説明した上で、必要に応じてお薬を処方します。ご自身でストレスに対する対処能力を高めてもらうため、自律訓練法などのリラクセーション指導を行なうこともあります。