診療看護師(NP)養成に係る実習へのご協力のお願い
帝京大学大学院医療技術学研究科看護学専攻 高度実践看護師課程 診療看護師(NP)コースでは、診療看護師(NP)の養成(看護師特定行為研修(20区分37行為)を含む)を行っております。
当院は、厚生労働省「特定行為に係る看護師の研修制度」の指定研修機関であり、大学院診療看護師(NP)コースの実習を受け入れております。臨床実習での経験が、将来的に医療の質の向上、より良いチーム医療の提供という結果で皆様に還元できるものと考えております。診療看護師(NP)コース学生の成長にお力添えを賜りますよう、ご協力をお願いいたします。
診療看護師(NP)とは
診療看護師(NP)は、医師や多職種と連携・協働し、倫理的かつ科学的根拠に基づき、一定レベルの医学的診療と高度な看護実践が可能な看護師です。この資格取得には、看護師免許を有し、5年以上の臨床経験を持つ看護師が、大学院におけるNP教育課程を修了することが必要とされています。
診療看護師(NP)養成課程での臨床実習では、診療看護師(NP)の実践に必要とされる包括的健康アセスメントおよび医療的処置マネジメントの修得や、卓越した看護実践を通して診療と看護を統合するための基礎的能力を獲得することを目的に、診療科のチームの一員となり、指導医師のもと、日々の診療に参画させていただきます。
看護師特定行為研修とは
診療の補助であり、看護師が手順書により行う場合には、実践的な理解力、思考力および判断力並びに高度かつ専門的な知識および技能が特に必要とされるものとして、21区分38行為が掲げられています(保助看法第37条の2第2項第1号、特定行為研修省令第2条及び別表第1関係)。
大学院高度実践看護師課程診療看護師(NP)コースでは、下記に提示する20区分37行為の研修を行っています。
【大学院高度実践看護師課程診療看護師(NP)コースで研修する特定行為20区分37行為】
※横にスクロールできます。
| ①経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 ②侵襲的陽圧換気の設定の変更 ③非侵襲的陽圧換気の設定の変更 ④人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 ⑤人工呼吸器からの離脱 ⑥気管カニューレの交換 ⑦一時的ペースメーカの操作及び管理 ⑧一時的ペースメーカリードの抜去 ⑨経皮的心肺補助装置の操作及び管理 ⑩大動脈内バルーンパンピングからの離脱を行うときの補助の頻度の調整 ⑪心嚢ドレーンの抜去 ⑫低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更 ⑬胸腔ドレーンの抜去 ⑭腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された穿刺針の抜針を含む。) ⑮胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換 ⑯膀胱ろうカテーテルの交換 ⑰中心静脈カテーテルの抜去 ⑱末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入 ⑲褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 |
⑳創傷に対する陰圧閉鎖療法 ㉑創部ドレーンの抜去 ㉒直接動脈穿刺法による採血 ㉓橈骨動脈ラインの確保 ㉔急性血液浄化療法における血液透析器又は血液透析濾過器の操作及び管理 ㉕持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 ㉖脱水症状に対する輸液による補正 ㉗感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与 ㉘インスリンの投与量の調整 ㉙硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整 ㉚持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整 ㉛持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整 ㉜持続点滴中の降圧剤の投与量の調整 ㉝持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 ㉞持続点滴中の利尿剤の投与量の調整 ㉟抗けいれん剤の臨時の投与 ㊱抗精神病薬の臨時の投与 ㊲抗不安薬の臨時の投与 |
診療看護師(NP)コース学生の能力と資格
学生は、診療看護師に必要な知識、技術、態度を十分に学び、実習を行うに足る能力を有しているかは、臨床実習開始前に実施される知識確認試験と客観的臨床能力試験(OSCE:Objective Structured Clinical Examination)において、総合的に判定されます。これらの試験に合格した学生のみが、当院の臨床実習を行うことができます。
問題が発生した場合の対応
万が一、臨床実習に関連して患者さんの健康ないしプライバシーを損なうような事象が発生した場合は、医療技術学研究科長および病院長の責任で適切に対応いたします。
診療看護師(NP)コース学生の臨床実習へのご不安やご質問がある場合は、担当医または下記の患者相談窓口にお知らせください。
- <患者相談窓口>
- 受付担当 :患者相談室
- 時 間 :月曜日~金曜日9:00~17:00、土曜日 9:00~12:30
- (日曜・祝日・創立記念日(6/29)・年末年始(12/29~1/3)は除く)
- 場 所 :1階15番 患者相談室
- 責 任 者 :患者相談室責任者
- 業務案内 :患者さんやご家族の相談やご意見を直接お聞きし、各部門と連携をとりつつ対応いたします。
診療看護師(NP)コース学生が実施する医行為について
臨地実習では、指導医師の監督の下、保健師助産師看護師法に定められた特定行為を含む、診療に係る一部の医行為を実施させていただきます。
- 学生が診療に参加する場合は、指導医および学生から事前に説明をさせていただきます。
- 学生が診療に参加する場合は、安全の確保を最優先とし、事前に指導医師や教員の助言・指導を受け、実施する特定行為等は十分練習を行った上で臨みます。
- 学生は、診療記録などから必要な情報を収集させていただきますが、それらの情報は実習以外の目的で使用することはありません。また、個人名は匿名とし、実習を通して知り得たご本人・ご家族に関する情報は、これを他者にもらすことがないように個人情報の保護を徹底致します。
- ご本人・ご家族は、学生の実習に関する意見や質問があれば、いつでも指導医師や教員などに相談することができます。
- ご本人・ご家族は、実習生が担当することに同意した後も、学生が担当することや特定行為を実施することに対して、いつでも自由に断ることができます。また、断ったことを理由に診療上および看護上の不利益を被ることはありません。