
MRI検査は放射線を使わないため、放射線被ばくのない検査です。大きな磁石のトンネルに入りラジオ波(電波)を当て、体内から出てくる信号を元に画像を作ります。
軟部組織や神経の描出に優れており、造影剤を使わずに脳などの血管を描出することもできます。
当院で新たに導入した3.0Tの装置は、従来に比べガントリー径(患者さんが検査のために入る孔)が大きくなり検査中の圧迫感が軽減されました。
MRIは1.5T、3.0Tの高磁場を使った検査であるため、体の中に金属(素材が分からないものを含む)がある方は検査を受けられない事があります。
そのため、検査を受ける全ての方に金属チェックの問診と着替えをお願い致します。
検査時間が約30分と長く、体の動きに弱いという短所もあります。そのため、患者さんの協力が非常に大切となります。
検査中はモニターで絶えず観察していますが、緊急連絡ブザーをお渡しいたしますので具合が悪くなった時には、遠慮なくブザーでお知らせください。
その他不明な物があれば、スタッフに訪ねてください。金属探知機を使用して調べます。
※JIRA(日本画像医療システム工業会)が発行するチェックリストです。
MRI検査を 受ける際の参考にしてください。
造影検査は単純検査だけでは判断しにくい場合に、検査の精度を高める目的で行います。造影剤は静脈注射で注入します。
造影検査を行う直前の食事を控えてください。(午前検査なら朝食)
常備薬を飲んでいる方は、主治医の指示に従ってください。
造影検査時は、事前に問診票に記入していただき安全に検査が行えるようにします。
造影剤使用後まれに副作用がでることがあります。気分不良や湿疹がでるなどの異常を感じたときは、検査スタッフに申し出てください。