
当科では、統合失調症、気分障害(うつ病、躁うつ病など)、神経症性障害(パニック障害など)、認知症などの精神科領域の疾患に対応します。特定機能病院として高度な医療を提供するのみならず、板橋区・北区・豊島区などを中心とする地域の精神科医療にも貢献できるよう努めています。入院診療は精神科領域全般(場合により心療内科領域も含む)を対象として積極的に受け入れを行っています。
当科の精神科医療の特色:
当科では、主に統合失調症を待つ人が精神科外来で主治医に聞きたいことをきき、より良いコミュニケーションをするための「質問促進パンフレット」の活用をお勧めしております。下記より印刷していただき、診察の前に、落ち着いた気持ちの時に、診察で訪ねたい質問にチェックを入れてください。このリストを診察に持参して、活用してみてください。
ダウンロードできない方は、主治医または、メンタルヘルス科受付にお尋ねください。
病床数:開放病棟47床(保護室2室・個室5室含)
4床室・6床室:室料差額なし
(個室差額:20,900円)
主な治療内容:急性期治療 統合失調症・気分障害の薬物療法
修正型電気けいれん療法
各種検査入院 うつ状態の鑑別
認知症の診断確定
神経症・PTSD・パーソナリティ障害・摂食障害の診断と治療
統合失調症のリカバリー支援
うつ病の休息入院
多床室で対応可能な身体合併症の治療
<患者さんへ>
入院診療をご希望の場合は、現在おかかりの主治医とご相談の上、当科外来(03-3964-1211(代)内線:30351)までご連絡下さい。
<医療機関の先生方へ>
入院診療が必要な場合、当科外来(03-3964-1211(代)内線:30351)までご連絡下さい。担当医が患者様のお名前・年齢・性別・病状・連絡先などを伺います。当科より患者様にご連絡し、入院日・持ち物などをお伝えします。
当科で治療をお引き受けできるかどうかの判断が困難な場合、一度外来を受診して頂く場合がございます。
*詳細については「入院のご案内」(PDF形式:350KB)もご覧ください。
デイケアでは、メンタルヘルス科外来に通院する方に対するリハビリテーションを行っています。 ご病気の影響で、生活リズム・人づきあい・勉強・仕事などがうまくいかなくなった方々が、自分の希望する社会生活を取り戻すことが目標です。そのためには、社会生活に必要な能力の回復、自信の回復、病気とのつきあい方を自分なりに見出すことが大切です。 医師・看護師・作業療法士・精神保健福祉士・臨床心理士による多職種チームが、個別担当制によるきめ細かな対応、料理・スポーツなどのグループ活動の活用、SSTや心理教育など病気への理解を深めストレスとのつきあい方や人づきあいを練習するプログラムを行い、社会生活を積極的に支援します。
医師名 | 近影 | 職位 | 専門分野 | 詳細情報 |
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功刀 浩 | ![]() | 科長 主任教授 | 統合失調症 うつ病・双極性障害 栄養学的治療 | |
栃木 衛 | ![]() | 教授 | 精神科一般(統合失調症、うつ病、躁うつ病、パニック障害、広場恐怖症、社交不安障害、認知症など) がん患者のメンタルヘルス 職場のメンタルヘルス 精神科遺伝学 | |
伊東 ゆたか | ![]() | 病院教授 | 子ども・思春期のメンタルヘルス 精神科一般 | |
赤羽 晃寿 | ![]() | 病院准教授 | リエゾン精神医学 精神科一般(うつ病、認知症、統合失調症) | |
渡邊 由香子 | ![]() | 講師 | 精神科一般(統合失調症、うつ病、認知症) | |
松村 謙一 | 助教 | リエゾン精神医学 精神科一般 | ||
金田 渉 | 助教 | 精神科一般 思春期精神医学 | ||
押久保 岳 | 助教 | 精神科一般(認知症) | ||
渡邊 公聡 | 助教 | 精神科一般 | ||
秀瀨 真輔 | 助教 | 精神科一般 | ||
金井 理恵 | 臨床助手 | 精神科一般 | ||
佐藤 研一 | 臨床助手 | 精神科一般 | ||
野村 芳子 | 臨床助手 | 精神科一般(発達障害) | ||
池淵 恵美 | ![]() | 客員教授 | 精神科一般(統合失調症、うつ病、認知症) | |
種田 将 | シニアレジデント | 精神科一般 | ||
林 直樹 | ![]() | 非常勤医師 | 精神病理 精神療法 精神科一般(特にパーソナリティ障害、気分障害、統合失調症) | |
鈴木 幹夫 | 非常勤医師 | 精神科一般 |
地域連携を前提とした認知症の早期発見・早期診断を目指しています。もの忘れの症状が気になる方はお気軽にご相談ください。治りにくいうつ病でお困りの高齢者の方にも、一度検査を受けて認知症の可能性を疑ってみることをおすすめしています。
家庭・学校での不適応行動、ご本人や保護者の方が心配されているメンタルヘルス上の問題について、児童精神科医がご相談に応じます。特にいじめ等の外傷体験や発達の偏り等の背景がある場合、環境調整等も含め対策を検討いたします。お子さまの安定化には保護者の力が大きいため、それを最大限引き出すことができるよう一緒に考えます。
成人期発達障害の診断を中心とする診療体制を整えました。他の障害が合併していて診断が難しいケースがありますが、なるべく少ない受診回数で治療の方向を見出すよう努力します。
初診・再診とも予約制のため、受診・予約の変更をご希望の場合は上記までご連絡ください。なお、初診の場合は入院のご希望の有無をお伝えください。入院をご希望の場合は専用の予約枠にて速やかに検討させていただきます。
電話予約時間(平日)8:30~17:00 (土曜日)8:30~12:30
外来診療では、必要に応じて臨床心理士による精神療法・カウンセリングが行われています。また、予約状況によっては他の適切な施設へのご紹介を行っています。