
眠気、倦怠感、いびきを症状とし、「睡眠時無呼吸症候群」と呼ばれてきた病気は、今般日本人にもよくあることが知られるようになり、現在「睡眠呼吸障害」正確には「睡眠関連呼吸障害」と呼ばれるようになりました。
これは、不眠症やうつ病発症等と関連すると共に、生活習慣病の悪化要因としても重要であり、広く「睡眠医療」としてとらえられる医療のなかで大きなウエイトを占める分野となっています。
当院では「睡眠医療」に対する取り組みの一環として、「睡眠呼吸障害センター」を発足いたしました。
「とにかく眠い」「眠くて仕事に差し支える」「いびきがひどいと言われる」「夜中に目が覚める」「夜中に、何度もトイレに起きる」など、無呼吸の症状として気になっているけど、
どこに・何科に行ったら良いのかよくわからないと言う方、診療科を問わず、センターを窓口としてご相談いただければと思います。
特に当院は、本疾患が循環器疾患一般に合併しやすいことに注目し、循環器内科主導で2004年からスクリーニング検査方法の開発を行い、2009年に本稼働を開始した当院独自の検査方法にて特許取得を行っております。
外来で、診療を待つ1時間程度を利用して、血管年齢を測定すると共に、静かな部屋で横になっていただく検査方法で、効率的に・安価に無呼吸の有無を診断いたします。また、確定診断するために1泊入院して脳波の計測も行っており、入院時は当院最上階の18階個室専用フロアをご利用いただいております。
当センターは、その後の精密検査、治療についても総合的に診療を行います。
専門外来『睡眠時呼吸障害外来』を、木曜日の午後は初野医師が、金曜日の午後は古川医師が担当しております。予約制となりますので、内科外来にてご予約をお取りください。 また、循環器内科の川嶋医師、岡部医師も一般外来にて診療を担当しております。各医師の外来診療日はスタッフ一覧よりご確認ください。
医師名 | 近影 | 職位 | 専門分野 | 詳細情報 |
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上妻 謙 | ![]() |
センター長 循環器内科 教授 |
循環器一般 虚血性心疾患 冠動脈インターベンション 薬剤溶出性ステント |
医師紹介ページ |
古川 泰司 | 中央検査部 部長 |
基礎医学 薬理学一般 内科系臨床医学 循環器内科学 |
医師紹介ページ 外来診療担当表 |
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川嶋 秀幸 | ![]() |
循環器内科 助手 |
循環器一般 虚血性心疾患 |
外来診療担当表 |
岡部 竜太 | ![]() |
循環器内科 医師 |
循環器一般 | 外来診療担当表 |
初野 健人 | ![]() |
循環器内科 非常勤医師 |
循環器一般 | 外来診療担当表 |